上陸したら殺される現代の禁足地 北センチネル島
皆さんは北センチネル島をご存じでしょうか。現代の禁足地としてYoutubeなどでも散々とりあげられている島なのですがなぜ上陸することができないのか調べてみました。
上陸したら殺される現代の禁足地 北センチネル島
北センチネル島はインド洋東部ベンガル湾内に所在する未開の島であり、インド領アンダマン諸島に所在します。つまり、土地的にはインドの一部ということですね。大きさは約60km²となり、日本の市では千葉県松戸市や群馬県の館林市と同程度の大きさとなります。
面積: 59.67 km² 最大幅: 7 km 標高: 122 m 人口: 情報なし 海岸線長: 31.6 km 所属諸島: アンダマン諸島、 アンダマン・ニコバル諸島 |
なぜ上陸できないのか?
この島には先住民であるセンチネル族がいますが、彼らは外部との接触を強く拒否しており上陸を試みたものは皆殺されてしまうからです。インド当局も何度か接触を試みたようですが、やはり拒否されたため島を秘境のまま保持させるという方針を取ってます。センチネル族は多くの病気に対する免疫を持っていないと考えられる為、保護の観点から当局もそのような方針をとっているようですね。
当然人から人に移るコロナウィルスが上陸する可能性はありませんので、今はある意味安全な土地なのかも知れません。
National GeographicのHPには1974年に撮影したセンチネル族があります。
1991年にインド国立人類学研究所の人類学者を含むチームが友好的な接触に成功したのを最後に、センチネル族は外部に対して拒絶する態度を強めたとされています。2018年にはアメリカ人宣教師がキリスト教を布教しようと島に上陸を試み彼らに殺害されるという事件が起きています。
長い間外部との接触が無いため、周辺の島の言語もほぼ伝わらず意思疎通を図ることが難しいようです。確かに同じ日本でも100年経てば言葉はかなり変わっているわけですから、納得いきますよね。( ´∀` )
上記の理由から島に関して調査はされておらず、センチネル族の生活様式、言語、食生活、人口など基本的な情報すらないという状態になっています。
21世紀にここまで他の社会と隔絶された部族がいることは驚きですよね。ヘリコプターに向けて矢を放ったこともあるらしいので、彼らから見たら異常とも思える現代社会を許容できないのも当然かもしれません。
日本にもある禁足地
実は現代日本にも禁足地とされる場所があります。いくつもあるので、有名なところを2つ紹介したいと思います
兵庫県 【煙島】
淡路島の南端にある福良港湾内にある小島。平家の平敦盛の塚があり、上陸するのにも許可が必要となる。上陸の際には必ず首塚にお供え物を用意する必要がある。それを怠ると怪我や病気をすると言い伝えられており、現代でも守られている。
福岡【宗像大社】
宗像大社は、日本神話に登場する日本最古の神社の一つであり。祀られているのは、天照大神の三女神で、沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して、宗像大社という。沖ノ島に在る沖津宮は宗像大社の中でも最も聖域であり、女人禁制の地となっている。2017年には「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に指定されたため、神職以外の一般人の上陸は難しくなっている。
まだまだ禁足地と呼ばれる場所はありますが、千葉県市川市の「八幡の藪知らず」のように街中に存在するものもあり、その場所だけ浮いている感じがします。

存在というのを信じてしまうのが人間なのかもね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません