注意すべき地名の由来 【雑学】
地名には様々な由来がありますが、住む場所を選ぶ上で注意すべき地名があります。
地名は人間が土地に付けた名称ですので、少なからず意味を持つ場合があります。
必ずそうだとは言えないですが、注意すべき地名を紹介したいと思います。
管理人は宅建の資格を持っており、最近不動産学を勉強しているのでその備忘録も
兼ねています。( ´∀` )
注意すべき地名の由来 【災害に関連する字】
日本は自然災害の多い国であり、住み場所を検討するうえでは
地震、水害、土砂災害、火災などに注意する必要があります。古い地名にはその土地の
地盤やかつて起きた災害に関連する「字」が使われている場合があります。
以下がその例になります。
文字 | 表す意味 | 注意すべき災害 |
---|---|---|
蛇 | 水が流れる様子を表す | 水害 |
梅 | 埋め立て地 | 土砂崩れ |
桜 | 引き裂く。豪雨で崩れやすい | 土砂崩れ |
倉、蔵 | えぐられた土地 | 地崩れ |
旭、朝日 | 地下水が浅いところ | 地崩れ |
滝、多木 | 山地の地崩れ、崖を指す | 地崩れ |
浦、浜 | 海に近い低地 | 水害 |
窪、溝 | 低地を意味する | 水害 |
上記はほんの一例であり、様々な当て字がされている場合があります。
賃貸でしたら引っ越すことは可能ですが、家を買う場合はその土地が安全なのか
慎重に検討する必要があります。
昔の人々の知恵でもあった地名ですが、近年では全く過去の経緯と関係のない名称が
付けられるケースも多くあります。なんたらニュータウンとかはそうだと思います。
悪い意味の地名を残していると土地の価値が低くなるからですね。( ´∀` )
日本での災害件数 (都道府県別)
以下の表は平成29年の都道府県別自然災害被害状況をまとめたものです。
当然年によって災害件数も変化が在りますが、大分県が一番災害件数が多いのは意外でした。
全国的に見ても浸水被害が多いので、大雨や河川の氾濫が多いということですね。

地域の安全性を確認する方法
地域の安全性を確認するには主に二つの方法があります。
- 住みたい地域の区域指定を調べる
- 自治体の発行するハザードマップを確認する
住みたい地域の区域指定を調べる
法令や自治体の条例によって災害の可能性が高い地域には以下のような指定がされます。
災害に関連する地域に指定されると土地や建築物に規制がかかる場合があります。
(強度とか広さとか)
他にもいっぱいあるのでまずはハザードマップを確認することをおすすめします。
区域 | 注意すべき災害 | 法律 |
---|---|---|
津波災害警戒区域 | 津波 | 津波防災地域づくりに関する法律 |
土砂災害警戒区域 | 土砂災害 | 土砂災害防止法 |
急傾斜地崩壊危険区域 | がけ崩れ | 急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律 |
自治体の発行するハザードマップ
各自治体はハザードマップという、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものを公表しています。これを見ると自分の住んでいる地域が災害に見舞われた場合に被害が多く発生すると予測される場所を知ることができます。また、万一の際にどこに避難すべきかも確認できます。
以下は江東区が公表しているの洪水ハザードマップ(URL)です。
まぁ当然ですけど川沿いはリスク大なことがわかりますね。東京の土地の善し悪しというのは
土地の値段にも大きく表れていると思います。いわゆる下町は水害が発生した場合には大きな
被害を受ける可能性があるわけですね。

真面目に復習してみましたがけっこう忘れている知識がありました。衰えってのは悲しいですね。
安い土地には安いなりの理由があるので是非参考にしてみてください。( ´∀` )
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